発症期間で急性と慢性を区別しステロイドでカンジダ治療

特発性血小板減少性紫斑病 という病気があります。あまり聞きなれない病名ですが、小児から高齢者まで見られる病気であり、日本には、約24000人程度の患者がいるといわれます。そして特発性血小板減少性紫斑病 は、原因ははっきりわかっていないのですが、自分の血小板を敵だとみなして自分自身が攻撃をしてしまうために、徐々に血小板が減っていくという病気です。これには免疫が大きく関係しているといいます。そして血小板が減少するとどのような症状が発生するのでしょうか。血小板は血液の中でも怪我をした時に血液を止める働きを持っています。しかしこの血小板が減少すると、怪我をした時に出血が止まらないという症状が出てきます。また打ち身などで内出血を起こす人も多いですが、これが更にできやすくなります。小児の場合には、上気道感染などを起こしてから2~3週間の発症期間を得て血小板が減少するという症状を起こすことがあります。また症状が出てから、発症期間が6ヶ月以内に改善するものを急性型の特発性血小板減少性紫斑病と呼びます。発症期間が6ヶ月を過ぎてなお症状が継続する場合には、慢性型の特発性血小板減少性紫斑病 といいます。そして治療には、ステロイド剤を使用されることが多いです。そしてステロイドは特発性血小板減少性紫斑病 に対して高い治療効果を持っていますが、時に副作用でいろいろ問題も引き起こします。ステロイドを使用すると体内のリンパ球が低下します。このリンパ球が低下すると免疫力が下がって行きます。そうすると問題になるのが通常では感染しないような病気になることです。新しく感染することもありますが、カンジダのように、以前感染したものが一旦は小康状態だったのに、またカンジダ菌が再活性化をして症状をぶり返すということもあるのです。ステロイドの治療も大切なものであるので、カンジダなどを発症した場合には早期発見、早期治療が原則です。